シンスプリントとは?
シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)は、脛骨(すねの骨)の内側下1/3に痛みが生じるスポーツ障害です。ランニングやジャンプなど、脛骨に負担のかかる運動を繰り返すことで、骨膜に炎症が起こり、痛みが生じます。
症状
シンスプリントの主な症状は以下の通りです。
- 脛骨の内側下1/3に痛みが生じる
- 運動開始時に痛みを感じ、運動中や運動後に痛みが強くなる
- 脛骨の内側を押すと痛みがある
- 脛骨の内側が腫れることがある
- 重症化すると、安静時にも痛みを感じる
特徴
- ランニングやジャンプなど、脛骨に負担のかかる運動を繰り返すスポーツ選手に多く見られます。
- 特に、陸上競技、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどの選手に多く見られます。
- 成長期のスポーツ選手に多く見られます。
- 適切な治療を行わないと、慢性化することがあります。
なりやすいスポーツ
- 陸上競技
- バスケットボール
- サッカー
- バレーボール
- その他、ランニングやジャンプなど、脛骨に負担のかかるスポーツ
日常生活の注意点
- 運動前後のストレッチを十分に行う
- 運動後はアイシングを行う
- 脛骨に負担のかかる運動は控える
- 痛みが強い場合は、安静にする
- 適切な靴を選ぶ
- 肥満の場合は、減量する
一般的な治療法
- 保存療法
- 安静
- アイシング
- ストレッチ
- 運動療法(下腿の筋肉を強化する)
- 薬物療法(鎮痛剤、湿布など)
- 装具療法(インソール、サポーターなど)
- 注射療法(ステロイド注射、PRP療法など)
- 手術療法
- 保存療法で改善が見られない場合や、重症化した場合は、手術が検討されることがあります。
予防法
- 運動前後のストレッチを十分に行う
- 下腿の筋肉を強化するトレーニングを行う
- 適切な靴を選ぶ
- 運動後はアイシングを行う
- 脛骨に負担のかかる運動は控える
- オーバーユース(使いすぎ)に注意する
- 運動する路面を柔らかい場所にする
シンスプリントは、早期発見・早期治療が大切です。気になる症状があれば、早めにご相談ください。